1521年 マゼランが航海中にマリアナ諸島を発見。以降3世紀に渡りスペインの統治下となる。
1668年 マリアナ諸島のグアム島にキリスト教が伝わり、マリアナ諸島全域で住民のキリスト
教化が始まる。
1670年 サイパン島で先住民による伝道師殺害事件が起きる。この事件がその後、
十数年に及ぶスペイン=チャモロ戦争の発端となり、スペインは軍隊を派遣して
先住民を虐殺する。
1695年 スペインはサイパン以北のマリアナ諸島の先住民をサイパンに強制移住させる。
1698年 サイパン島に住む先住民を全てグアム島に移住させ一時無人となる。
1815年 サイパン島にカロリニアン諸島から一団が移住し、スペインがチャモロ人のサイパン
帰島を認めた為、サイパンは再び有人島となる。
1898年 米西戦争でスペインの支配は終わりドイツに売却される。ドイツは開拓及び
先住民への教育を教育を放棄し流刑地にする。
※この米西戦争の際、グアムはアメリカに売却され北マリアナ諸島とグアムが別の
国として歩み始める。
1914年 第一次世界大戦が勃発。連合国側であった日本が赤道以北の南洋諸島
全体を占領。
1920年 国際連盟の委任統治領となり、サイパンには南洋庁サイパン支庁が置かれ、
内地から南洋の玄関口として栄える。
1943年 8月の時点で人口は日本人(台湾・朝鮮人も含む)29348人 チャモロ・カナカ人
(カロリニアン)3926人 その他11人
1941年 第二次世界大戦が始まる
1944年 6月にローランドスミス中尉の指揮下にある連合艦隊(アメリカ海軍)がサイパン島
上陸。住民を巻き込んだ激しい戦争により、アメリカ軍のが占領する。
1947年 国際連合の信託統治領となる。(施政権国:アメリカ合衆国)
1986年 国連信託統治終了が宣言され、北マリアナ諸島としてアメリカ合衆国の自治に
よる自治政府が設立され現在に至る。
2005年 第二次世界大戦終戦60年にあたり、天皇、皇后が異例目的のだけの海外訪問
として行幸なさる。
2009年 北マリアナ諸島のアメリカ合衆国連邦化のプログラムが実施され、出入国管理が
合衆国政府に移管される。